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アイン・ガザルの人型像
作者は、岩石アスファルトの芯の上に石膏を盛り上げて形を作りました。長い年月を経た身体には、その痕跡が今も残っています。太ももや胴体にはひびが走り、表面には小さなくぼみが点在し、後世に修復された箇所からは、保存修復家が手を加えたことが見て取れます。
できれば、まず目に注目してみてください。大きなアーモンド形の目は暗い線で縁取られ、それぞれの眼窩には、さらに深く彫り込まれた瞳があります。鼻筋の隆起と、口を示すかすかな線だけに簡略化された顔のなかで、ひときわ目を引くのがこの目です。足も丁寧に表されていて、裸足の両足には、石膏に刻まれた足指が見えます。こうした細かな刻線からは、作者がこの像を単なる輪郭ではなく、一人の人間として捉えていたことがうかがえます。
ただし、素材に残された痕跡だけでは、その問いに答えは出ません。確かなこととして言えるのは、紀元前およそ六千五百年、農耕共同体で作られた、丁寧な人型像だということ。そして、今なお見る者の目を引きつけるほどの技術で形作られているということです。
この像が彫り出されたのではなく、形を積み上げて作られたことを感じてみてください。表面が、その制作の過程を物語っています。胴体や太ももはざらついて凹凸があり、小さなくぼみが点在し、ところどころにひびも入っています。首や肩、すねは目立って滑らかです。作り手の手の動きが、場所によって違っていたことが感じられるでしょう。両足の裸足のつま先には、柔らかな漆喰に刻み目が入れられています。全体の形を整えたあとに加えられた、意図的な細部です。
